2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
山川出版の世界史用語集において、同盟市戦争は以下のように記述されている。 「前91~前88年 イタリア半島内の同盟市が、ローマ市民権を要求しておこした反乱。閥族派のスラが元老院の了解のもとに市民権の付与を約束して鎮圧した。」 高校生の頃の俺はこの…
ユグルタ戦争は、北アフリカにあったヌミディア王国と共和政ローマの間に起きた戦争である。 ヌミディアと言えば騎馬民族の王国としても知られ、第二次ポエニ戦争の勝敗を分けたほどの勢力であった。 www.myworldhistoryblog.com ヌミディア騎兵を連れてアル…
ハンニバルやスキピオの載っていない教科書はあっても「グラックス兄弟の改革」が載っていない高校世界史の教科書はない。 そしてよほど世界史が得意な高校生であってもきちんと「グラックス兄弟の改革」について説明できる生徒はほとんどいないであろう。 …
魏晋南北朝時代には優れた君主はほとんどいないのに優れた武将は沢山登場する。 今回紹介する高長恭なんかも優れた武将の1人と言えるだろう。 日本の雅楽「蘭陵王」にも歌われ、三島由紀夫の最後の短編小説「蘭陵王」の由来ともなった名将の生涯について見て…
中国史の中で誰が一番強い?という話題になる際よく名前が挙がるのが北魏の将軍楊大眼(ようたいがん)である。 関羽と張飛が蘇っても勝てないと言われる楊大眼の強さについて見てみよう!
紀元前241年、アルファベットを開発したフェニキア人国家カルタゴと共和政ローマが戦った第一次ポエニ戦争が終わった。 www.myworldhistoryblog.com 結果は雷光の如くハミルカルの善戦もむなしくカルタゴ側の敗北に終わった。 戦うことさえ許されなかったハ…
日本で最も有名なローマ皇帝は誰だろう? 海外では今回の主役ネロであるらしい。 今回はそんなネロについてのお話。
「幸せな家族はいずれも似通っているが、不幸な家族にはそれぞれの不幸な形がある」 この言葉は19世紀のロシアの文豪レフ・トルストイのアンナカレーニナの冒頭の文章だが、この文章を見ると俺は今回の主役アグリッピーナをまず最初に思い浮かべる。 空前の…
ローマ時代の面白いところは、評価をする歴史家によって大きくその人物の評価が変わるからだ。 その最たる例が2代目皇帝のティベリウスで、タキトゥスをはじめ過去多くの歴史家たちが暴君のレッテルを貼っていた一方で19世紀ドイツの歴史家でノーベル賞を受…
後年の歴史家から「暴挙」と言われているのが第三次ポエニ戦争である。 第二次ポエニ戦争は別名ハンニバル戦争ともいわれ。ローマから見たら攻められたので攻め返したという表現が成り立つが、第三次に関してはローマ側の侵略と見るのが妥当であると多くの歴…
古代ローマが徹底的な男尊女卑社会であるというものあるけれど、共和政時代のローマには基本的に女性の名前は目立たない。 ローマで女性の名前が出るのは帝政ローマになってからで、中でも特に有名なのがネロの母親であるアグリッピナと今回の主役であるメッ…
「ザマを見ろ」の語源はこのザマの戦いにあると長い間信じていた。 でも調べたら鎌倉時代に仏像がおかれていた「座間」を見ろが語源だったじゃないか! 騙されてたぜ・・・ それはさておき「ザマの戦い」はまさに歴史を変えた一戦で、この戦いによりローマは…
カンネの戦いは英語では「Battle of Cannae」と表記され、カンネーともカンナエとも表記される。 世界史の難易度を挙げている要素の1つにこの表記の問題があるんだけど、そんなことはさておきローマ史上最悪の敗戦となるカンネの戦いについて見て行こう!
日本ではあまりなじみのない人物であるが、イタリアの剣と呼ばれたマルクス・クラウディウス・マルケルスと共に滅亡寸前のローマを救った英雄の1人である。 今回はイタリアの盾と呼ばれたそんなファビウス・マクシムスについて見て行こう!
世界史上最高の戦略家がハンニバルならローマ史上最高の戦略家はスキピオ・アフリカヌスであろう。 今回は生涯において無敗を誇ったスキピオ・アフリカヌスについてくわしく見て行こう!
ハンニバル戦争ともいわれる第二次ポエニ戦争時、イタリアの剣と呼ばれる執政官がいた。 名前はマルクス・クラウディウス・マルケルス(BC268年~BC208年) 共和政屈指の名門クラウディウス家に生まれ、ハンニバルを大いに苦しめた名将について見て行こう!
「ハンニバル」と聞いてもしかしたら羊たちの沈黙のハンニバル・レクター博士を思い浮かべる人も多いかも知れない。 だが、世界史好きから見ればレクターはあり得ない。 ハンニバルと言ったらカルタゴの将軍「ハンニバル・バルカ」 古代世界の覇者であり1000…
ローマがイタリア半島を統一するまでには500年という長い期間を必要とした。 中でもローマを苦しめたのがイタリア中部に勢力を持つ山岳民族サムニウム人で、ローマがサムニウム人を制圧するのに40年ほどの歳月が必要だった。 今回はそんなローマとサムニウム…
宮崎県と言えば地鶏! ということで地鶏が美味しいと評判のお店「ぐんけい 隠蔵」に行ってきた!! www.instagram.com
カルタゴの名将ハンニバルとローマの英雄スキピオは敵同士であったが一緒にお茶をしたことがあった。 スキピオは聞いた。史上最高の指揮官とは? ハンニバルは迷うこともなく3人の名前を挙げた。 「1位はアレクサンダー大王、2位はピュロス、3位は私だな」 …
世界史の教科書に出てくるポエニ戦争は紀元前に起きたローマとカルタゴの間で起きた戦争である。 ほとんどの人がカルタゴと聞いてもピンとこないと思う。 カルタゴは今のチュニジアのあたりにあった国家の名前で、ペロポネソス戦争以降弱体化したギリシャに…
ハミルカル・バルカの名前を聞いてピンとくる日本人は何人いるだろうか? 日本での知名度はほぼ0であろう。 彼は一体何者なのか? それはおいおい話すとしよう。
今回で「俺の世界史ブログ」が100記事目になる。 書き始めたのが2018年12月28日だったから37日で100記事と言うことになる訳だが、これは当初予定していたよりもはるかにスローなペースだ。 まだまだもっと書けるはずなんだがなぁ・・・ なことはさておき今回…
アントニヌス・ピウスって一体何した人なんだろう? 仮にこのような質問に答えられる人は何人いるだろう? 世界史の教科書にも載っているしテストにもよく出てくるので「アントニヌス・ピウス」の名前を知っている人は多いのだけれど、いったい何をしたのか…
宮崎でチキン南蛮を食べた後は県庁に行ってパフェなるものを食した。 実に美味であったぞよ。 www.instagram.com
ハドリアヌスの名は映画「テルマエ・ロマエ」で市村正親さんが演じたので知っている人も結構いるかも知れない。 5賢帝の3番目にあたる人物で、アドリア海や現在のトルコ3番目の年エディルネ(アドリアノープル)などはこのハドリアヌスが名前の由来にもなっ…