2019-01-01から1年間の記事一覧

暗殺された第20代アメリカ大統領ジェームズ・ガーフィールド

個人的にガーフィールドというと昔の赤本に書いてあった逸話を思い出す。それはガーフィールドがどうしても勝てない同級生がいて、その同級生の家の灯りが消えるまで毎日必ず勉強した結果成績を上回ることが出来たという話だ。 残念ながらガーフィールドは大…

世界を混乱に導いたドイツ皇帝!ヴィルヘルム2世

世界史にはかなり癖の強い人物が多い。 そりゃあ世界の歴史に名を残すぐらいだから個性的でクセが強いのは当たり前だが、その中でも特にヴィルヘルム2世のアクの強さは他を圧倒しているように思う。 今回はドイツ帝国の最盛期を築き上げ、そして世界に大きな…

フランス軍の歴史的大勝利!アウステルリッツの三帝会戦

ナポレオンはその生涯において40を超える戦闘に参加したというが、その中で最も栄光に満ちた勝利だと言えるのがアウステルリッツの戦いであろう。

ナポレオンが一度も勝てなかった男!世界史上最強の海軍提督ホレーショ・ネルソン

陸軍の指揮官として最も優秀な人物は? これはかなり荒れる論議になる。人類史においては陸戦がメインであったと言え、数多くの無敵ともいえる指揮官が存在するため、最強を決めるのは非常に難しいだろう。 では海軍の指揮官として最も優秀な人物は? これは…

南北戦争の英雄!第18代アメリカ大統領ユリシーズ・グラント

初代大統領ジョージ・ワシントン以来、アメリカの大統領になる人物は戦争の英雄か弁護士出身者が多い。 南北戦争直後のアメリカ合衆国第18代大統領ユリシーズ・グラントなどは前者の代表格であろう。

反動政治を行った第17代アメリカ大統領アンドリュー・ジョンソン

リンカーンとケネディには様々な共通点があると言われているが、中でも最も奇妙な符合が任期中に暗殺されたことと副大統領の名前がジョンソンであったことであろう。 リンカーン亡き後大統領になったアンドリュー・ジョンソンとはどのような人物であったのだ…

第16代アメリカ大統領アブラハム・リンカーンは果たして言われるほど偉人であったのだろうか?

世界史の教科書はいくつかの出版社から出ているが、その中においてリンカーンの名の載っていない教科書は存在しない。高校の世界史はもちろん、中学校の歴史の教科書にも必ず出てくる上に、初等教育たる小学校の教科書にもリンカーンの名は出てくるほどであ…

アメリカ史上最も人気のない大統領!第15代ジェームズ・ブキャナン

アメリカ人も日本人に負けず劣らずランキング好きで、なんでもかんでも人気ランキングをつけたがるのだが、その中でも歴代大統領の人気ランキングはとても人々の興味をかきたてるものとなっている。 1位は本当に割れるらしい。フランクリン・ルーズベルト、…

人類史の転換点!フランス革命をできるだけ詳しく、できるだけ簡単にまとめさせてもらう!

どの世界史の教科書でも、フランス革命に関するページは特に厚く書かれている。にも拘わらずほとんどの人はフランス革命がどのような革命であったのかがよく分からないまま大人になったのではないだろうか。 広大な世界の歴史をわずか1年という期間で学ぶの…

悪女?悲劇のヒロイン?革命期を生きたフランス王妃マリー・アントワネット

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」 フランス革命の登場人物の中でも圧倒的に有名なのがルイ16世の妃であるマリー・アントワネットであろう。 恐ろしいほど現実離れしており、恐ろしいほど短絡的で、フランス革命を引き起こした犯人であり、そ…

フランス革命3大指導者の1人!ジョルジュ・ジャック・ダントン

フランス革命には、3大指導者と言われる人物たちがいる。 ジョルジュ・ダントンはそう言った人物の一人である。

ロベスピエールの推進した恐怖政治からテルミドール9日のクーデターまで~フランス革命は完全に正義を失った~

「テロリズム」というと現在ではイスラム過激派を思い浮かべる人が多いし、ロシアで横行した手法、あるいは南米で繰り返される凶行を想像する人も多いことと思う。しかしその発端はフランス革命期にロベスピエール率いるジャコバン派が扇動した「恐怖政治」…

世界史上最も正当性のない処刑!王妹エリザベートの悲運な生涯と革命の失敗

「フランス革命」とは一体なにだったのだろうか? 一般的には王政が打倒され、民衆が政治を握った出来事、主権が国王から国民に移った歴史的出来事と認識される。 しかしフランス革命がそのような綺麗にまとめられるような出来事ではないのは周知の通りだ。…

ルイ16世の処刑はなぜ行われたのか?~愛ゆえに死んだ国王、そしてフランス革命は暴走する~

名誉革命、アメリカ独立戦争と共に世界三大革命と呼ばれるフランス革命であるが、他の2つの革命と決定的に違うのは国王が処刑された点である。 フランス革命の発端を考える時、ルイ16世が開いた「三部会」がその始まりと言える。ルイ16世はいわば改革派の国…

国王一家処刑の直接契機となったヴァレンヌ逃亡事件~そしてフランス革命は動き出した~

フランス革命が清教徒革命や名誉革命と言ったイギリス革命と大きく違う点がある。それは最終的には王政が倒れたことである。 ある意味王政が倒れたのは清教徒革命が初と言えるかも知れないが、クロムウェル亡き後すぐに王政が復古した。そしてそのままイギリ…

バスチーユ監獄襲撃と陥落について!なぜパリ市民はバスチーユを襲ったのか?~フランス革命序章~

現代社会に今なお影響を与え続けているのが1789年に起こった「フランス革命」である。 革命が成就した背景には力を持っていた貴族や諸侯が早々にフランスから逃げ出したことが大きいが、なぜそのような事態になってしまったのか? その答えはバスチーユ監獄…

ドイツ帝国の建国者!最強の鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルク

19世紀は激動の世紀であった。 世界各地で革命が起こり、世界中で帝国主義が猛威を振るい、超大国である中国が欧米列強によって支配されるという欧米優位の世界が誕生した訳であるが、その長い19世紀において、前半の主役はナポレオン、後半の主役はビスマル…

英国国教会を作ったイングランド王ヘンリー8世

どの国の歴史にも「転換点」となるような人物が存在している。 イギリスの歴史においてはやはりヘンリー8世の時代が転換点だったのではないかと思う。

第二次世界大戦時のイギリス王!キングジョージⅥ世

競走馬の世界において、フランスの凱旋門賞と並ぶ世界最高峰のレースに「キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS」というレースがある。 全てのホースマンにとっての永遠のあこがれで、その栄光を目指して世界中から名馬たちが参戦し、しのぎを削るそのレー…

世紀の恋!王座よりも女性を取ったイギリス国王エドワード8世

イギリスの歴史には、4人生前に退位をした国王がいる。そのうち3人は陰謀により退位させられた形であったが、唯一自分の意思で退位したのが今回の主役エドワード8世である。 彼は恋の為に退位した。 王座を賭けた恋。 こう書くとロマンチックに見えるが、実…

ナチスの暗号エニグマを解読した男!アラン・チューリングの数奇な運命について

ナチスドイツの暗号「エニグマ」の解読に成功したと言われているのが「イミテーションゲーム」という映画のモデルにもなったアラン・チューリングという人物だと言われている。

魏国初代皇帝!曹丕

三国志とは元来魏の建国から始まり晋が再び中国を統一するまでの期間をさす歴史である。 しかし三国志演義をはじめ三国志の始まりは184年に起きた黄巾の乱からであり、魏の建国は実質的な三国志演義の終わりを示す。 曹操が死に、曹丕が魏国皇帝となったのが…

1688年に起きたイギリスの名誉革命について!権利の章典の内容と共に解説

「名誉革命」が載っていない歴史の教科書はない。歴史だけでなく、政治経済の教科書にもないであろう。

名誉革命を引き起こしたイギリス王ジェームズ二世、その評価と功績とは?

清教徒革命の結果、王政は復古し、イギリスは再びステュワート家を王家とする王政が復活した。 王位についたチャールズ二世は「怠惰王」と呼ばれながらも議会のやることにはあまり口出しをせず、一応は議会とうまくやっていた。 そんなチャールズ二世は1685…

英雄か?独裁者か?清教徒革命の指導者オリバー・クロムウェル

世界史上、その評価が揺れる人物は多いが、清教徒革命の中心人物となったオリバー・クロムウェルはその代表とも言える。

怠惰王(Lazy king)と呼ばれたイギリス王チャールズ二世

清教徒革命あるいは三王国戦争が終わるとイギリスに王政が復活した。 www.myworldhistoryblog.com 復活したのはチャールズ一世とルイ13世の妹ヘンリエッタ・マリアの子チャールズで、彼は即位するとチャールズ2世を名乗るのであった。

1642年に起きた清教徒革命(ピューリタン革命・三王国戦争)についてどこよりもわかりやすく解説!

中学校や高校の歴史の授業で出てくる「清教徒革命」ですが、用語は知っていても内容はよく分かっていないという方も多いのではないでしょうか? それもそのはず、清教徒革命、別名三王国戦争はイギリス特有の用語や概念などを理解していないとよく分からない…

三王国戦争を引き起こし、最終的に処刑されてしまったイギリス王「チャールズ一世」

世界史上の出来事が中学校の歴史に乗ることはあまりないが、その数少ない例外がチャールズ一世の時代に起きた清教徒革命であろう。 今回はピューリタン革命で処刑されてしまったチャールズ一世の生涯について見て行きたいと思う。

ステュワート朝初代国王ジェームズ一世

エリザベス女王は生涯結婚もせぬまま死んだ。そのためテューダー朝はここに断絶し、テューダー朝の開祖ヘンリー七世の系譜に連なるスコットランド王ジェームズ6世が新たにイングランド国王ジェームズ1世として就任することになった。 「イギリス」としてみる…

時代に翻弄されたスコットランド女王メアリー・ステュアート

テューダー朝最後の君主エリザベス一世が死ぬとイングランドの王家はステュアート家が代々継ぐようになり、ここにステュアート朝が誕生するようになる。 ステュアート朝の初代国王はジェームズ一世であるが、その母親であるメアリー・ステュワートはエリザベ…