101で有名なダルメシアンの魅力や飼育上の注意について語る!

白い被毛に黒い斑点模様が特徴的なダルメシアン。

唯一無二の姿は、アニメの主役に起用されたり、キャラクターのモチーフになったりと世界的にも有名な犬種です。

ダルメシアンの名前は知っていても、どんな犬なのかはわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなダルメシアンについてご紹介します。

ダルメシアンってどんな犬?

ダルメシアンの発祥には諸説あります。

旧ユーゴスラビアのダルメシアン地方出身と思われてきましたが、インドの貿易商が古代ギリシャへ持ち込んだという説も有力視されています。

それ以外にもアジアやヨーロッパ、アフリカなどにダルメシアンと思われる痕跡が残されており、さまざまな各地でその時代に合った役割を持っていたと考えられます。

その役割は幅広く、猟犬や馬を警護する護衛犬、ときに軍用犬として作業していました。 近年では家庭犬として世界中から愛されています。

体高56~61cm、体重23~25cm。大型犬に分類され、寿命はだいたい12年ほどといわれています。

ダルメシアンの性格

ダルメシアンは飼い主に対する忠誠心が強く、好奇心旺盛です。遊びが大好きなので、少し騒がしくと感じることも。

また長い間、作業犬として働いていたことから、番犬気質があります。そのため警戒心が強くでる傾向にあり、知らない人や物に対して吠えることがあるかもしれません。

またオス犬は他のオス犬に対して攻撃性を見せる場合があるため、注意が必要です。

ダルメシアンの毛質、毛色

ダルメシアンは密生した硬い毛質をしており、美しい光沢があるのが特徴です。短毛なので念入りなブラッシングを必要せず、お手入れしやすい被毛です。

毛色はピュアホワイトで、ブラックとレバーのスポット(斑)がありますが、レバーよりもブラックの方がスポットの数は多いとされています。

スポットの出方は個体によって異なるため、模様の違いで個性が表れる犬種です。

ダルメシアンの魅力

ダルメシアンはとても美しい容姿を持っており、ただ歩いているだけでも絵になる犬です。

見た目だけではなく、いろいろな能力を秘めているダルメシアン。その魅力についてまとめました。

生まれたての子犬にはスポットがない?

ダルメシアンの特徴は黒いスポットですが、生まれたばかりの子犬の毛色はほとんどがピュアホワイトです。

一部黒い毛が出る場合もありますが、全身にはっきりとした模様が表れるのは生後3週目を過ぎた頃からです。

成長と共に変わっていく模様を見るのも、楽しみの1つになりそうですね。

ダルメシアンだけのドッグスポーツがある

その昔、ダルメシアンは貴族の馬車を護衛する犬として働いていたことがあります。美しい斑点模様は馬車のデコレーションとしての意味もあったそうです。

そんな護衛犬の能力を活かすため、「ロード・トライアル」というドッグスポーツが生まれました。

ダルメシアンを馬車や馬に併走させて、耐久力を競うスポーツです。 日本ではあまり見る機会はないかもしれませんが、スポーツが作られるほど、護衛犬としてのダルメシアンは優秀で、優美な姿をしていたのですね。

スタミナに溢れる運動好きな犬

1日に100㎞もの距離をエスコートしていたとされるダルメシアン。他の犬と比べても結構な運動量を必要とします。

アクティブな人であれば、一緒にランニングに出かけたり、ドッグスポーツに挑戦してみたりと、運動を楽しめる相手になるでしょう。

ダルメシアンの価格

ダルメシアンの価格はだいたい15~30万円が相場になっています。

ホワイト&ブラックの毛色が主流になっているため、レアな毛色は比較的高値になりやすいです。またオスよりもメスの方が高くなる傾向にあります。

スポットの入り方は1頭1頭違いますので、できるだけ多くのダルメシアンを見て理想の子犬を選びましょう。

また、子犬を選ぶ時は価格や見た目に捉われがちですが、健康であるか、性格が良いかなども考慮しましょう。

ダルメシアンがかかりやすい病気

どんな犬でも病気になる可能性はありますが、ダルメシアンだけに見られる病気が存在します。

外見だけでは症状に気づけないこともあるので、少しでも普段と様子が違うなと感じたら、獣医師に相談してみましょう。

皮膚疾患

皮膚疾患には、アレルギー性や細菌性、ノミやダニなどの外部寄生虫が引き起こすものまでさまざま存在します。

ダルメシアンは皮膚病になりやすい犬種なので、よく皮膚の状態をチェックするようにしましょう。

毛ヅヤが悪くなっていないか、赤みや発疹がないか、脱毛がないかなど、スキンシップを取りながら確認する癖をつけておけば、異常があった場合すぐに気付くことができます。

 

尿路疾患

腎臓や尿管、膀胱、尿道のどこかに結石ができてしまう状態を、尿路結石症といいます。

結石の成分は多種多様ですが、ダルメシアンは高い確率で尿酸塩結石が発生するとされています。

また、オスの方が尿道が長いため、結石が尿道を塞ぎやすい傾向にあります。 症状は痛みや頻尿、血尿が見られ、背中を丸めて腹部を緊張させる、腹部を触ると鳴いたり抵抗したりするようになります。

さらに細菌性膀胱炎や尿道炎を合併すると、発熱や食欲不振などの症状も現れます。 

外耳炎

ダルメシアンのような垂れ耳の犬種に見られる病気で、外耳道が炎症を起こした状態を指します。

原因は細菌、真菌、ダニ、異物の混入、誤った耳掃除などがあげられます。 外耳炎にかかると、耳をしきりに痒がったり、耳から異臭がするようになったりします。

予防法は耳の中を常に清潔に保ち、乾いた状態にしておくことですが、耳掃除をする際は外耳を傷つけないよう注意が必要です。 

ダルメシアンを飼う上での注意点

現代のダルメシアンはもっぱらコンパニオンアニマルとしての位置づけですが、元々備わっている気質を考えると、初心者にも飼いやすい犬種とは言えないところがあります。

ダルメシアンはどんな犬で、どんなことが必要になるのかを事前に知った上で、飼えるかどうかを考えてみましょう。

十分な運動でストレス回避

ダルメシアンは馬車を護衛していた犬ですから、体力や持久力に長けていますが、その分運動量を必要とする犬です。

家庭犬といっても近所を15分程度散歩するくらいでは十分とは言えないですし、運動不足が続くとストレスの原因にもなります。

ダルメシアンの運動は1回60分を目安に、朝夕行うのが理想です。 たまに自転車に乗りながら犬を散歩させている人を見かけますが、事故や怪我の元になりやすいのでオススメしません。

長い時間の散歩が難しい場合は、ドッグランのような思いきり走れる場所へ連れていってあげましょう。

適切なトレーニングを行う

ダルメシアンは警戒心が強いため、知らない人や物に対して吠えることがあるかもしれません。 そのため、子犬の時期からトレーニングを行うべきですが、叱りつけたり、リードを強く引っ張ったりするような力任せに教え込むやり方は、ダルメシアンにとって逆効果になります。

基本は叱らず、褒めて教える方法を取りましょう。やってしまったことを叱るのではなく、やらないようにしつけていくことが大切です。

難しいと感じたら無理に自己流でやろうとせず、専門家のアドバイスを受けましょう。 しつけ教室には同じような悩みを抱えている人たちが集まります。ワン友を作るきっかけにもなりますよ。

まとめ

ダルメシアンは飼い主に対して忠実に動き、訓練されることを苦痛に感じることはありません。警戒心の強さやオス犬に対する攻撃性も、十分な社会化やトレーニングを行っていけば回避できるでしょう。

しかしそういった気質がある犬だということは、忘れないようにしなければなりません。

有名な犬ですから、連れて歩いているだけで注目を浴びるはずです。 ダルメシアンを飼う方はぜひ、外見だけでなく多くの魅力を伝えてあげてくださいね。