なぜアクセス数の割に売り上げが伸びないのか?

ブログ運営にはいくつか壁があって、まずは3か月継続、あるいは100記事の壁があって、次にアクセスの壁がある。そして最後に待ち受けるのが収益の壁。

ブログを始めたころなどは、アクセスが増えれば売り上げも増えると思いがちで、ある意味それは当たっているのだが、必ずしもそうはならないという話を今回はしようと思う。

 

収益になりやすいアクセスとそうでないアクセス

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ちょっといきなり話が難しいかもなんですが、1アクセスあたりの売上はサイトによって大きく違います。

例えば私が運営したサイトの中には一ヶ月1000pvで30万円ぐらいの売上だったサイトもあれば、世の中には100万pvあっても売り上げが15万ぐらいというサイトもあります。

サイト運営の世界ではアクセス数=売上という訳ではないんですね。

このような違いがどこからくるのか?というのが今回のメインテーマになります。

で、その答えが収益になりやすいアクセスとそうでないアクセスということになります。

これだとだいぶわかりにくいので、以下の3つのキーワードを考えてみましょう。

① 「看護師」

② 「看護師 転職」

③ 「看護師 転職 東京」

この3つのキーワードのうち、最も収益性の高いキーワードはどれかお判りになりますでしょうか?

ちなみに検索数だけで考えたら①>>>②>>③ぐらいですね。

以下のツールで調べた各キーワードの検索数は以下のようになります。

aramakijake.jp

① 月間約40万

② 月間約3万

③ 月間約300

実際に全部1位を取ったと仮定すると、収益は以下のようになると思います。

②>>③>>>>>>>>>①

どうしてこうなるのか?

①は一番アクセス数が多くなることが予想されるのにどうして一番収益性が低くなってしまうのか?

その答えはCV(コンバージョン)という考えにあります。

検索キーワードにはよく知りたいキーワードと買いたいキーワードがあると言われています。

①の「看護師」というキーワードを検索するのはどのような人で、どのような意図を持った人でしょうか?

看護師になりたい人かも知れませんし、家族が看護師の人かも知れません。何かアクションを起こしたい人というよりも何かを知りたい人が検索するキーワードなのですね。

そのためその方たちがサイトにいらっしゃった時、その人たちは何らかの行動は起こさずにサイトを離脱する可能性が高くなります。

②の「看護師転職」というキーワードであれば転職したい看護師の方が検索するキーワードですので、サイトに来た後に何らかのアクションを起こす可能性の高い「買いたいキーワード」に分類されます。

③の「看護師転職東京」というキーワードであれば②より意図が明確で、転職する確率がより高いキーワードだと言える訳ですね。

サイト運営で利益を上げる場合、訪問者に何らかのアクション、この場合は看護師専門の転職サイトへの登録をしてもらう必要があります。また、実際にサービスに登録することをここではCVすると定義します。

①のキーワードではサイト訪問者がCVしない訳ですね。なので利益が発生しにくくなります。

②のキーワードではCVしやすく検索数も多いですね。

③のキーワードでは②よりも検索件数は少ないですが、よりCVしやすく、訪問者が登録する確率は高くなります。

さらに広告主側からは登録した後の質の高さも③が一番良い訳です。サービスの中には首都圏だけで営業している業者もあるため、より欲しい属性が登録してくれるわけなので、特別単価も出しやすくなるわけです。

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以前は件数さえ出せば特別単価を出す広告主が多かったのですが、現在では集客の質が問われます。転職の例で言えば、常勤の看護師でかつ首都圏に住んでいる看護師の登録を求めているというような感じですね。

特別単価が出ると一気に4倍とかになることもあるため、少ないアクセスでも利益が出やすくなるわけです。

一方①のキーワードのような知りたいキーワードですと広告主の利益にはなりにくいのであまりサイト運営者の利益にもなりません。登録はしたけれど広告主の求めているような人材でないので特別単価も出ませんし非承認になる可能性も高くなってしまう訳です。

収益になりにくいアクセスにはどのようなものがあるのか?

アクセスは集めやすいけれども収益になりにくいキーワードというのが存在しています。

例えば新発売、新しくリリースされたゲーム攻略関連や芸能人関係などのいわゆるトレンド系は収益にはなりにくい傾向にありますね。

ただし圧倒的なトラフィックがあればグーグルアドセンスなどのクリック型広告で莫大な売り上げを上げることは可能となっています。

中にはツイッターやフェイスブック、アクセストレードと言われる独自のトラフィックシステムで大量のアクセスを稼ぎ出すサイトなども存在しています。

これらのサイトは1クリックあたりの利益は少ないですが数が必要なのでとにかくアクセス数こそ正義になる訳です。

サイトにもよりますが、100万PVで10万円とかも普通にあり得るでしょう。

また所謂雑記ブログも収益になりにくいアクセスのカテゴリーに入りますね。オピニオン系の記事などは収益になりにくいです。

どうしてこれらのキーワードでのアクセスが利益になりにくいかというと、配信される広告の単価が関係あります。

アドセンスなどのクリック系広告は利用者のクッキーや検索履歴などから配信するような仕組みになっており、配信される広告によって単価が大きく異なる訳です。

収益になりやすいアクセスにはどのようなものがあるのか?

簡単に言えば広告主の利益になりやすいアクセスとなります。

これらのアクセスはジャンルと大きく関連があり、以下の記事にまとめてあるので興味がある方はご覧いただければと思います。

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上の記事をまとめると、

① 市場が大きい
② 単価が高い
③ LTVが高い

 という要件を満たすようなジャンルの記事が収益に結び付きやすいということになりますね。

具体的には保険やクレカ、FXなどの金融系、単価の高い転職系、売買額の大きい不動産系などになります。

収益化が始まるとブログがつまらなくなる理由

ブログをやる目的は人によってさまざまです。

純粋に楽しいからやる、儲けたいからやる、人に見られたいからやる、色々あると思います。

最近は広告配信の仕組みが増えてきたことによって、儲けたいからやる人が年々増えてきているかなという印象がありますね。

1日50PV以上になるブログは全体の10%ほどであるという統計もありますが、始めのうちは中々アクセスは増えません。続けていくことで段々読者が増え、検索からの流入も増え、次に収益のことを考えるのは自然な流れです。

好きだったブログがある日からつまらなくなったという体験は結構多くの人がしたのではないでしょうか?

収益を伸ばすには、上記したように検索キーワードを考える、検索キーワードありきで記事を作る必要があります。

そしてキーワードありきの記事は大体つまらないです。

SNSで好まれる記事と検索で好まれる記事は全然違います。SNSでもツイッターとはてぶ、フェイスブックでは大分好まれる記事が違う。

アクセスを追い求めると、自分が書きたい記事ではなく、読者のウケのいい記事を追い求めるようになり、その次は収益を求める記事ばかりを追い求めるようになる。

それがいいことなのか悪いことなのか、それは私にはわかりません。