イケダハヤト氏の脱社畜サロンはさすがにやりすぎだという話

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最近はツイッターはあまり見ないようにしていたんだが、グーグルサジェストで気になる記事が結構あって、見てみたら中々えらいことになっているようだ。

炎上主は正田という人だけど、背後にはトマト尊師ことイケダハヤト氏がいるということらしい。

炎上騒動そのものにこの記事ではあまり触れないので内容が知りたい人は以下の記事を見るといい。

note.mu

mecchanikukyu.hatenablog.com

oreno-yuigon.hatenablog.com

まぁたトマトと電チューが暴れてんのかよ!って話なんだけど、今回はちょっとやりすぎだよね。

お家芸ともいえる炎上騒動だけど、今回はかなり燃え広がっている感じがあって、各界から色々な意見(ほぼ9割以上が批判的)が上がっている模様。知りたい人はこんな感じのを見るのがいいかも。

togetter.com

 そもそも脱社畜サロンって何さって人はこれを見ると良いかも。ただし人生において最も無意味な時間を過ごすことになるのでおすすめはしない。。

www65.atwiki.jp

 今回は一連の騒動を見ながら思ったことをツラツラと書こうと思う。このブログは開設2週間ぐらいだしまだ誰も見てないだろうし、アドセンスさえ貼ってないから思ったことを特に誰にも忖度せずに書くぜ!

 「社畜」という言葉の最低性について

「社畜」という言葉が一般的になってのはいつの頃からだろう?

少なくとも15年前ぐらいからは使われていたと思う。そう考えると所謂0年代から使われていた。それ以前にはそのような言葉はなかったようにも思うけどどうなんだろう?

「Karō shi」というのは日本語から派生した英語だけど、元来過労死ほど悲しい死に方はない。

人間は働くために生きるのか生きるために働くのか。

肉食動物は狩りで命を落とすこともある。でも満腹になったら狩りはしない。狩りは生きるための手段であって目的ではない訳だ。

働き過ぎて死ぬ。これは手段と目的がメチャクチャになってしまっているからそうなってしまうのだ。

こんなことを言っている俺だが、マジで過労死寸前まで追い詰められたことがある。

数年前、俺は一日の大半を労働に費やしていた。ある意味今も費やしているがそれはさておき酷い時は1日20時間ぐらい労働の為に時間を使っていたこともある。睡眠時間は1日1時間とか2時間で、それで大丈夫だと思っていた。慣れたと思っていた。

人間の身体はそのようにはできていない。

俺の身体はある時動かなくなった。指一本さえ動かすことができなくなったのだ。

そのころの後遺症は今でもある。

肉体にも精神にも回復不能なダメージを負い、俺は会社を辞めなければならなくなった。アフィリエイトという仕組みがなければ、俺は今頃路頭に迷っていたことだろう。

「社畜」という言葉は酷い言葉だ。

人間としての尊厳を否定する言葉でしかない。

けれど、社員を家畜ぐらいにしか思っていない経営者は沢山いる。

「社畜」を利用したい経営者達と日本政府と残酷なこの世界

最近はテレビを見なくなった。面白くないだけではなく不愉快でしかないからだ。

「同じ給料で2倍働く社員を雇えばいい」

そんなことを平然と語る経営者が絶賛されているのを見て俺はテレビを見限った。

テレビは所詮スポンサーありきである。スポンサーが白と言えば黒も白にするのだ。どんな酷い企業もテレビ様のフィルターを通せば善なるものに変身する。

テレビならまだいいが、問題は国の政治がどうなっていることだろう。

それこそ15年くらい前の小泉政権の際、悪の枢軸とも言って良い経団連が政治的な力を持ち始めた。

あるいはもっと前からこの国の政治は経済界に牛耳られているのだが、その辺りからかなり酷くなってきた感じがある。

ゆとり教育だって本来は北欧式の教育を目指していたはずだったのが内需拡大を目的として日本の教育レベルを落とすように仕向けたのは経団連と経済産業省だという話もある。

厳しいけどB層が増えた方が企業は物が売りやすくなるからな。テレビのCMを見て何の疑いもなく買ってくれる層が増えればいいと思っていたのだろう。

話がそれまくった。

社畜が蔓延してしまう背景には労基署などが全く機能していないことや経済界が力を持ちすぎて労働者保護が一切なされていないことが問題だと思っている。

実際昔いた会社の社員が労基署に駆け込んだけど結局何も変わらなかった。

以下は富岡製紙工場の平均的な暮らしをグラフにしたものだろうだ。

 

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引用元:https://blogs.yahoo.co.jp/a6m8c_sea/11592483.html

これを見て思うことは人によって様々だと思う。これは働きすぎだと思ったなら正常だ。

問題はこれぐらい普通だろ?と思ってしまうことだ。俺が以前会社員だった時に比べればマシだとさえ思えてしまう。

確かに「社畜」だったよな。

「社畜」を抜け出したい人から搾取する悪党「脱社畜サロン」

結局のところ脱社畜サロンの構造は貧困ビジネスの仕組みと同じなのだ。

俺は今まで書いてきたのを読んでくれたならわかると思うが脱社畜推進派だしブラック企業の経営者たちは地獄に落ちて永劫に苦しんでほしいとさえ思っている人間だ。

誰だって「社畜」は抜け出したい。でもそこから抜け出す手段を我々は持っていないのだ。

一度奴隷になったものがその身分から抜け出せないように、一度「社畜」になってしまうとそこから抜け出すのは非常に難しい。

世の中に「ホワイト企業」と言われる企業はどれくらいあるのだろうか?

所謂ブラック企業にしかいたことのない俺は「まともな会社」があることを、想像さえすることができない。

会社にいて何かを学べるとかそいう概念すらない。

経営者は従業員をいかに安く長時間働かせそこから搾取することだけを考えている存在としか思っていない。

産業革命以降急速に台頭した資本家と労働者の労使闘争から、人類は一歩も進んでいないと思っている。むしろ貧富の差は広がり続け、気が付けば世界の個人資産の99%をたった1%の富裕層が独占しているというでたらめな世界が生み出されてしまった。

そのような閉塞感に包まれた世界にとって会社に依存しない生き方はとても魅力的に映るのだ。

だからこそそういう人たちから搾り取るような輩はゲスでありクズであり救いがたい連中だと言える。

俺は有料サロン、有料note、有料コンサルなどをネットで募集している奴らは基本的にそういう奴らだと思ってる。

www.myworldhistoryblog.com

そういう奴は困っている連中を本当に救おうとか助けようとか思っている訳ではない。単に儲かるからやっている訳である。

トマト尊師の先見の明や銭に対する嗅覚の鋭さは大したものだと思う。バリューだとか仮想通過だとか有料サロンだとか、金になりそうなことにいち早く取り組むその姿勢は見習いたいものだとも思う。

会社員をディることでヘイトを集め、アクセスを稼ぐその手法も、グーグルというくそったれた検索エンジンの仕組みをよく理解し炎上させている点は賢いなと思う。

が、少しやりすぎている。今回はさすがに一線を越えてしまったと思う。

元サロン生が疑いを持つとコミュニティから排除し、ブロックしてしまう。

まさに恐怖政治と同様で、もはや自浄作用は完全に失われてしまっているようだ。

まるで北の某国のようだが、北の国が永らえているところから見ても、案外これからもそれは続くのかも知れない。まるでカルトのように。

「ロミオとジュリエット現象」という言葉がある。周りが反対すればするほど内側の結束が高くなってしまう現象だ。カルトやマルチはその心理的な効果を多用する。そして搾れるだけ絞られていく。洗脳とはそのような仕組みになっているのだ。

「誇り」を失ったらそれはもう「人」ではない

バブル崩壊以降、日本人は「誇り」を失った。大蔵省は財務省になり「企業戦士」は「社畜」になってしまった。

平均給与は下がり続け世界的なインフレには取り残され、増え続ける社会保障費を賄うために給与は下がっているのに負担は増え続けるというでたらめぶりだ。

そんな世相を反映してか、とにかく儲かればいいという風潮と儲けて逃げる火事場泥棒的な連中が増えてきたと思う。

「1日5分の作業で、気が付けば月収100万円に」

俺がアフィリエイトを始めた時はこんな文句が行き交っていたものだが、それが「脱社畜」になったんだろう。

「不安を煽れ!そして売れ」

ものを買わせる時の常套句である。売ったらさっさと逃げればいい。

有料noteは特に売り逃げには最適なように思う。かつて別垢で無料noteを拡散してしまったことがあった。その無料noteの作者はそうして得た知名度で有料noteを出し、売れてきたら10倍以上の値段で売り始めるということをしていた。

賢い奴が増えた。

特にネット上に賢い奴が増えた。

人の弱みを的確に突き、売り逃げを敢行する賢い人間たち。

そんな連中がネット上に蔓延してしまうのだとすれば、ネットもきっとテレビのように衰退していく一方なんだろうな。

結局のところ問題は解決されていない。

脱社畜サロンは規模が大きいから問題になっているだけで、このような事例はいくらでもある。

アフィリエイト業界でもおかしな塾やコンサルが蔓延し始めている。

昔からそういうのはあったけど、ここ1,2年そういう動きが活発になってきている印象だ。昔は稼いでいた人間もいるからかなり質が悪い。

そういうのに縋り付きたくなる気持ちは痛いほどよくわかる。

正直俺も苦しい。何かすがるものがあるなら縋り付きたいぐらいだ。

だけどそんなものないことぐらいよく知っている。

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「闇を恐れるのは光が本当はどんなものか知らないからよ」

一体誰の言葉だったかな?

気分が暗くなった。最期にクイーンの歌でも聞いてくれ。

 

「人類は詩と音楽以外意味のあるものを残せなかった」

風の谷のナウシカに出てきた人物のセリフを、なぜか今は思い出す。

「まだネット上で消耗しているの?」

数年後の自分が今の自分をみたらそう言っているかもな!