「良い記事」って何なんだろうと真剣に考えてみた!

「完璧な文章などといったものは存在しない!完璧な絶望なんてないようにね。」

村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」はこの文章から始まる。

わかる人にはわかると思うけど、俺は村上春樹が好きだ。彼の書いた小説はほぼ全部よんでいるぐらいには好きだ。ブログの副題である「世界の歴史とハードボイルドワンダーランド」という部分も俺の好きな村上春樹の小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」からとった。個人的には日本語で書かれた文章の中では最高傑作だと思っている。

村上春樹の話はまた別の機会にしよう。

f:id:myworldhistoryblog:20190130112550j:plain

去年の12月28日からブログを始めた。世界史ブログではあるが、世界史と関係のない内容もガンガン書いていきたいと思っている。

俺は自由だ。少なくとも自分のブログの中では自由だ。何を書いたって良い。

ブログっていいもんだな。

人間に生まれつき自由があるかどうかは難しい。最近では自由に縛られるなんて言葉もあるぐらいだ。

「進撃の巨人」の主たるテーマである。

やるも自由辞めるも自由。

いいじゃないか。

だけど実際に人間は自由をとても恐れる生き物でもある。

自由だと言っても突然荒野に放り出されたら不安だろう?

「自由というのは必ず責任を伴う」

これは誰が言ったか忘れてしまった。俺が4年間在籍した法学部の法律の授業であったことは確かだ。そしてこの言葉は俺に強烈に残った。

自由と言うのは良い響きだが同時に怖いものでもあるのだと。野生の動物は自由だがその代わりいつでも死と隣り合わせだ。

動物園の動物は自由ではないが最低限色々なものが保証されている。ゴハンはもらえるし病気になったら治療してもらえる。

君はどっちがいい?

ブログの話に戻る。

ブログは自由だが皆その自由さに恐れおののく。

だから自らに不自由を課していく。

例えばpv数を気にするなどだ。

書きたいことを書いていればpv数なんて気にならないのかも知れない。

例えば収益だ。

人間誰だってお金が欲しい。

お金を得ることは不自由との取引だと思ってる。

好きなことを好きなように書いてお金を得るのは難しい。

ブログでお金を得たければ儲かる記事を書かなければならない。

俺は儲かる記事を沢山書いてきた。おかげでなんとか生き延びた。これから生き延びられるかどうかは知らないけどな。

儲かるための記事に必須なのは「良い文章」などではなく「良い検索結果」だ。

試しに儲かるキーワードで検索してみると良い。

儲かるキーワードが分からない。

儲かるキーワードは山のようにある。

「コンブチャ」「葉酸サプリおすすめ」「青汁ランキング」「FX始め方」

 これらの検索結果で一番上にある記事は儲かっている。そしてその上にある広告はアホみたいに儲かっている。月で億単位とかでな。

だから皆検索順位の上位を狙ってSEOについて学んでいく。

SEOというのはサーチエンジンオプティマイゼーションの略で検索結果最適化と訳されることが多い。

個人的には「何が何でもターゲットキーワードで上位表示を目指すこと」だと思っている。

ぶっちゃけSEOのことなんて誰もわからない。わかった風な顔をするしかない。俺はSEOをわかっているぜ!

SEOは金になる。「〇〇式ならすぐに上位表示できます!」そうやって集客しているアフィリエイト塾もある。SEO会社もある。実際に上位表示すれば儲かるからな。

なぜgoogleが儲かっているか?

それは広告収入だ。リスティングだ。特に検索順位連動広告だ。金を沢山出している媒体を検索結果1位よりも上に表示させる。媒体は儲かるしgoogleも儲かる。いいことずくめだ。

リスティングに使うお金がないような連中はなんとか儲かるキーワードでの上位表示を目指すしかない。

そこで使われるのが中古ドメインだ。

中古ドメインについては次の記事を読んでくれると良いと思う。

www.myworldhistoryblog.com

Googleは表向きは中古ドメインには効果がないと言ってるが全くの嘘だ。

俺が知る限りGoogleほどウソの多い会社もない。言ってることはコロコロ変わるし一貫性がない。奴らはまだ中古ドメインに完全に対策できてはいない。だから手動でペナルティを食らわせるしかないのだ。後述するがリンクもしかり。

Googleおよびその犬に成り下がった自称SEO専門家は壊れかけのラジオみたいに同じことを繰り返す。

「検索順位で上位をとりたければ対策は1つ。良い記事を書き続けることです。」

インチキ宗教の教祖みたいな寝言を奴らはほざき続けている訳だが、そもそも「良い記事」とは何かについて連中が語っているのを見たことがない。

前置きが長くなった。気づけば前置きだけで2000文字を超えてしまったが今回は「良い記事」について真剣に考えてみた!

アフィリエイターにとっての良い記事

アフィリエイターにとっての良い記事は圧倒的にわかりやすい。単純に儲かる記事だ。

利益を自分にもたらしてくれる記事だ。

だから究極文章なんてなくて広告だけが貼ってある記事でも良い記事になる。

リスティング上位の広告なんてそんなのが多い。

じゃあ利益が出る記事というのはどういう記事かと言うと、儲かるキーワードで上位表示してくれる記事だ。

それ以上でもそれ以下でもない。 

後は何も書くことがないぐらいだ。

儲かるキーワードは限られている。だから椅子取りゲームみたいなことが始まる。

「検索順位を上げるためだったら奴らはなんでもやる」

俺が会った月8桁稼ぐアフィリエイターはそう言っていた。俺は寒気がした。

アフィリエイター達は自分たちにとって良い記事を作るためにGoogleにとって良い記事を研究し、そこに最適化を行う。

つまりはSEOだ。

ブロガーにとっての良い記事

 最近はブロガーもアフィリエイターも似たような感じになってきた。もう両者の違いはマネタイズがうまいか下手かという点だけなのかも知れない。

ブロガーにとって良い記事は「読まれる記事」なはずだ。

まだブロガーとして1月しか経ってないからよくわからないが、以前はそう思っていた。

でもどうやら違うらしい。

ブロガーにとっての良い記事も儲かる記事らしい。

あるいは「読まれる記事」を追求していくのも不毛だ。

「読まれる記事」なんてのは「嵐解散」とか「SMAP解散」とか「〇〇離婚」みたいな記事だ。

これらはブログというより出版社が抱える葛藤でもある。

出版社の売上は大体週刊誌が稼いでいる。菊池寛が創設した「文芸春秋」は文学作品を世に出すことを目的にしていたはずだが、「文春砲」に代表されるようなゲス雑誌になっている。

文芸誌は売れない。

売れる本が良い本なのかは出版業界全体でも大きなテーマであるだろう。

PV数を稼いでいる記事が良い記事。

数字は客観的だしわかりやすい。

 ブロガーの思う良い記事と言うのはそういう記事なのだろうか?

俺にはまだわからない。

googleの思う良い記事

これも明確である。Googleの思う良い記事は「沢山引用されて沢山リンクのついている記事」である。

 Googleの検索エンジンが研究論文の仕組みをもとに作られているのは有名な話だ。

「良い論文は良く引用する論文であり良く引用される論文である」

ノーベル賞も引用される論文の多さで決めることは有名な話だ。

かつてGoogleは「PR(ページランク)システム」を導入していた。

10段階ぐらいでそのページのランクを評価するものであったが、その仕組みはどれぐらいのリンクを集められているかというものだった。

特にオーソリティリンクと言われるリンクは強烈で、PR5のサイトからリンクが送られるとそのページは一気にPR3まで引き上げられるというものであった。

PRは廃止された。

それを悪用するアフィリエイター達が後を絶たなかったのだ。アフィカスと言われても仕方がないだろう。

現在はランクブレインと言われる何かが検索順位を決めているらしい。

それでも基本的な仕組みは変わっていなくて、どちらかというとオーソリティサイト以外からのリンクはあまり効果がない方向に進んでいるみたいだ。

だからオーソリティサイトからのリンクのある中古ドメインが良く売れる。

自分でサイトを運営していてオーソリティサイトからのリンクを得るなんて不可能に近いからな。

ちなみにさっきから出てきているオーソリティサイトというのは権威性のあるサイトとも訳されていて、例えば国連の機関とか国の機関とか教育機関とかがそれにあたる。

ちょっと前にNHKの中古ドメインについてニュースになっていたがそういうことである。

www.asahi.com

リンクといっても色々あって、以前はサイトやドメインからのリンクが重要だったが、最近ではソーシャルリンクも重要になってきているらしい。

ツイッターやフェイスブック、はてなブックマークなんかもそうだ。

はてなブックマーク通称はてぶはよくスパムに利用されていた。

「本当に効果のある青汁ランキング」みたいな記事がホッテントリーするなんて本来ありえないだろう?

はてな側もこの辺りにの対策は講じているようであるが・・・

b.hatena.ne.jp

今度は普通のはてなブログとかが新着エントリーとかに載らなくなってしまったようだ。

「どんな手段を使っても検索上位を目指す」

一部の質の悪いアフィリエイターによってあらゆるネット上のツールなどが悪用され、潰されていくのが現状である。

 アフィリエイターは本当にロクなことしないな・・・

最近でもはてぶを悪用した所謂はてぶスパムで検索順位を上げまくってめちゃ稼いでたけどはてな側にBANされた自称ブロガーがいたなぁ。フォロワーが数万とかの単位になっていて、ブロガー達から神のように崇められていたけれど、まぁ、こういうことよね。

はてなを使ってブログを書いている以上、俺もこのようなことはやめましょうとしか言えない。皆こんな悪いことはやめよう!

ってあれ?全然自由じゃないなw

普通の人が思う良い記事

 読んで感動する記事じゃないか?

あるいは心動かされる記事。

冒頭の村上春樹の文章なんて呼んだ瞬間心が動かされた。絶望的な気持ちと同時に希望を持てるような一文だった。

そういう文章を読みたいよな。

あるいは役に立つ記事、知りたいことを即座に知ることのできる記事。

長い文章を書いておいてアレだが、知りたい系の情報は長い文章なんて読まないでさっさと知りたい情報だけ知りたい。

正直読み手に立つとSEO対策された文章なんて読みたくない。

 なんて言ってる俺が自分では何万文字という記事を書いている。一体誰が読むんだこれ的な文章なんだけどもね!

良い記事を読みたければ小説を読むのが一番だな。

ドストエフスキーとかポールオースターとかヘミングウェイとか村上春樹とか横溝正史とか、いい文章は沢山書店に溢れている。

だから皆、ネットばっかり見てないでいい小説とか読もうぜ!!