「飛んで埼玉」を見てきた。
埼玉生まれ千葉県育ちの俺としては是非見ておかなければならない映画だろうと思ったからだ。
ちなみに埼玉でも千葉でもなく錦糸町にあるTOHOシネマズで見てきた。。
埼玉県人と千葉県民にはこれ以上なく楽しめる映画
この映画を関西人が見たらどうなんだろう？とか、海外の人間がみたらきっと面白くないんだろうなとか思うが、一都三県に住んでいて、かつ千葉か埼玉に住んでいる人ならきっと楽しめる映画だと思う。
設定は無茶苦茶で所謂ナンセンスギャグに分類される映画だと思うんだけど、全編通して笑ってた。映画館全体がそんな感じだったし、多分だいたい埼玉か千葉の人だったんじゃないかと思う。
埼玉ネタと千葉ネタばっかりで、かなり細かい地名なんかも出てきてて、最後はやっぱり千葉と埼玉手を組むのかよwwwとなった。
なんだかんだで千葉と埼玉って仲がいいからだ。
千葉と埼玉の面白いところは、お互いをディスリあうのではなく、お互い自虐をしあうところだろうな。
なにせ埼玉には特徴がないとか名産品がないとか、埼玉には海がないとか千葉には海があるけれど有名な観光地に「東京」をつけているとか、日常会話みたいなアルアルネタが随所にちりばめられているので、この映画は埼玉県人と千葉県民で見に行くのが正しい。
地名も千葉だと松戸だの柏だの出てきた上に木更津や九十九里まで出てきて、製作者ぜったい千葉好きだろと思った。
さいたまも浦和と大宮が喧嘩していたり、与野の扱いが悪かったり、熊谷なんて埼玉じゃなくて群馬みたいなかなりリアルな感じが出てたけど、ディスられているのは熊谷じゃなくてグンマーなんじゃないかなと。。。
地名が出てくるたび館内で笑いが起こっていて、よく考えたら自分たちに所縁のある地名が大スクリーンに映し出されることなんてあんまりないもんなぁ。
東京都神奈川もやっぱり結託している
埼玉千葉の人は楽しめるだろうし、東京の人も楽しめそうだけど、神奈川の人はどうなんだろう？
神奈川は千葉埼玉よりも恵まれている分ネタ成分が少ないので登場頻度が少ない。東京は結構23区とその他みたいなネタがあるので結構面白いかな。
千葉や埼玉の人間からみると東京と神奈川は一体化している感じがあるんだけど、それもちゃんとネタになっていたからなんか満足した。
埼玉じゃないと成り立たない
このネタは埼玉じゃないと成り立たないだろうなぁと思う。
埼玉って何気に愛知と同じぐらい人口がいて、経済規模もかなり大きい。住んでいる人は大半東京に職場を持っていて、実は生活水準も高め。
なので自虐する余裕があるって部分もあるんだろうな。
「翔んで沖縄」とか「翔んで秋田」とかだとネタにならない感じがあるし、「翔んで京都」とかだとかえって嫌味か！って感じもする。
「翔んで大阪」になったらもう白い巨塔みたいな社会派の気が重い話になってしまうんだろうな。
「翔んで佐渡島」とかだったらもう帰ってこられない何かを感じる。
やっぱり埼玉じゃないと無理だよなと思う。
ので、埼玉か千葉に住んでいたらこの映画は見に行くべし！
最期のはなわさんの歌がいい味だしてるぜ！
