実に珍しいウイグル料理の専門店「シルークロードタリム」に行ってきた。
ウイグルってどんなところ?
ウイグルという国名は今現在ない。
中国にある「ウイグル自治区」はウイグル人が住んでいる地域で、今も色々問題が起きているが、ウイグル人というのはオスマン帝国などで知られるトルコ人と祖を同じにしていると考えられる民族で、中国領内やアフガニスタンなどの中央アジアに住む人口1000万人ほどの民族で、イスラム教徒である場合がほとんどである。
歴史的に見ると唐の時代の安史の乱などにも出てくる歴史ある民族で、中国には清の時代に併合された。
そんな経緯もあって中国料理よりもトルコ料理に近くて、羊の肉であるマトン料理が多かった。
シルクロードタリム概要
シルクロードタリムは京王線初台駅から徒歩5分ぐらい、新宿駅から歩くと15分ぐらいのところにある。
立地は割と良い方だと思う。
住所:東京都新宿区西新宿3-15-8 西新宿バールビル 1F
店はまぁまぁ混んでいるので予約していくのが良し。
営業時間はこんな感じ。
17:00~24:00
[土・日・祝]12:00 ~ 24:00
日曜営業
シルクロードタリム行ってきた
今回はコースではなく適当に頼む感じで行ってきた。
これはお通し的なもの。豆のサラダで、あっさりしていて美味しい。
「プルチャック ウユツミス ハミセイ」という名の湯葉のサラダ。
こちらもあっさりしていて、これは絶品だった。
「ゴシ・ナン」というウイグル風ミートパイ。
正直これはイマイチだった。ちょっと脂っぽすぎた。
「カザン トゥギリス」という名のウイグル風餃子。
正直これも好みに合わなかった。脂っぽすぎるのと、マトンの匂いがキツ過ぎた。
今迄食べたマトンは匂いがなかったのだが、このお店のマトンはモロにマトンだった。自分はマトンが苦手なのだとここで初めて知った。
「ゴシ・マンタ」という名の肉まん。
正直に言うと、ここ数年食べた中で一番キツかった。こちらもスーパーマトンだったのだ。
自分はマトン好きだと思っていたけれど、それはそういう工夫のされていたお店のマトンだったからなんだな…
「シシカワプ」「トホカワプ」というマトンの串焼きと鳥の串焼き。
つまりケバブ。
これは絶品だった。スパイスの影響なのか全然マトン臭さがなかった。
鳥の串焼きはうまい焼き鳥という感じ。
以上。
改めて考えてみてもオーダーのバランスが悪かった。実はミートパイではなくかぼちゃのパイを頼んだのだがなぜかミートパイが出てきてしまった・・・
これぞマトン!という味が好きな人にはお勧めだが、そうじゃない人はマトン料理以外を頼むのが良いと思う。
事実サラダとかはかなり美味しくて、串焼きもうまかったので、基本美味しいお店なんだと思う。
トルコ料理やアフガン料理はさっぱりしていたのだが、こちらのウイグル料理は中華料理の影響かかなり油を使っているようで、個人的には油を使った料理がキツかった。この辺りは体質とかあるし好みもあると思う。
ゲバブとかは余計な脂を落とす料理だから好きなのかも知らん。
このお店は結構好みが分かれそうだ。