東欧史
ナポレオンはその生涯において40を超える戦闘に参加したというが、その中で最も栄光に満ちた勝利だと言えるのがアウステルリッツの戦いであろう。
「歴史を変える一戦」というものが存在する。 日本史では「関ケ原の戦い」であろうし、中国なら「赤壁の戦い」や「牧野の戦い」、ローマなら「ファルサロスの戦い」など、その国の、その地域の、あるいは世界の覇権をかけた戦いにおいて、不利な勢力が勝利し…
人材の質は常にその国家の命運を分ける。 ローマ帝国があれほどまでに強大になったのも共和政、帝政と優秀な人材が出てきたからであるし、また社会構造的にどのような民族や価値観、宗教観をもったものでも活躍できるシステムが整っていたからであろう。 ホ…
テオドシウス帝が死んだあと、ローマは東と西に分断された。アルカディウスが継いだ東ローマ帝国はコンスタンティノープルに都をおき、もはやローマをその領内に入れることはなく、ビザンツ帝国という呼び名で呼ばれることも多い。 そんなビザンツ帝国にあっ…