2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

西洋と東洋における「皇帝」という概念の違いについて

「皇帝」という言葉を聞くとき、「翻訳」というものの難しさを心の底から感じる。 「見る」という英語はいくつもある。see,watch,look at,glanceなど。 「I」を日本語にすると実に多様だ。私、僕、俺、拙者、うち、わい、吾輩、わっち、あちき、あっし、手前…

暴君というには無理がある第2代ローマ皇帝ティベリウス

俺は今困っている。 本来であればこの記事の題名は「ローマのイカれた皇帝ティベリウスの凶行」にでもしようと思っていたのだが、この人物について調べていくうちにただのイカレ野郎ではないのではないかという疑問がもたげてきたのである。 古来よりティベ…

中国歴代王朝はなぜ宦官の暴走を止められなかったのか?を考えてみた

中国の歴史を学んでいると、多くの王朝が宦官のやりたい放題によって滅んでいるのが分かります。 戦国時代の覇者であった秦は始皇帝が死んだあと宦官である趙 高の暴政によって反乱が多発し建国からわずか15年で滅亡してしまったように、宦官が好き放題した…

腰痛に良いとツイッターで評判の「きたの整骨院・鍼灸院」に行ってきた!

慢性的な腰痛に悩まされている俺だが、年越しから年明けにかけて我慢できないレベルになっていたのである時ツイッターで見かけて以降気になっていた「きたの整骨院・鍼灸院」に実際に行ってみた! 外部リンク:きたの整骨院・鍼灸院ホームページ

亡国の英雄「袁崇煥」の生涯について

歴史には人物から見る面と出来事から見る面の2つがあると思います。 例えば三国志なんかは歴史的にみれば「中国が3つの国に分かれて相争った」という1文で完結してしまいますが、その時代に生きた人物を列伝とした見た時、その魅力は大きく増すと言ってよ…

暦の歴史!英語における月名の由来~7月はJuly,8月がAugustなのはなぜなのか?

英語の月の名前は実はすべてラテン語に由来がある。 現在のカレンダーで使われているのは「グレゴリオ暦」と呼ばれる暦なのだけれど、その前は「ユリウス暦」という暦を採用していた。 ユリウス暦の「ユリウス」の部分はユリウス=カエサル、英語で言うとジ…

試験&受験対策!7月革命から現代までのフランスの歴史を10分で振り返る

今回はナポレオン退位後のウィーン体制から見てみましょう。 www.myworldhistoryblog.com

フィンランドで最も尊敬される英雄マンネルヘイム将軍の人生を10分で振り返る

なぜか日本の世界史の教科書には出てきませんが、フィンランド国民が選ぶ最も偉大な自国の人物に選ばれるのがカール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムという人物です。 高福祉国家として知られる現在のフィンランドの礎を作った人物と言ってもよく、世界…

試験&受験対策!10分でわかるナポレオン時代

前回は総裁政府が誕生したところまでやりました。 今回はナポレオンの登場から現代のフランスまでの歴史を見ていきましょう。 *試験に出やすい箇所は赤字になっています。 www.myworldhistoryblog.com

試験&受験対策!絶対王政からフランス革命までのフランスの歴史を10分で振り返る!

*試験に出やすい用語が赤字となっています。 www.myworldhistoryblog.com

最後のローマ王「タルクィニウス・スペルブス」~ローマはどのように共和政に移行したのか?~

タルクィニウス・スペルブスは「尊大なるタルクィニウス」と言う意味の別称で、本名は「ルキウス・タルクィニウス」であるらしい。 彼は本名で呼ばれることはほとんどない。なにせ何の功績もないのだから

試験&受験対策!先史時代から中世までのフランスの歴史を10分で振り返る

地域史としてのフランスの歴史を、受験対策という面から世界史検定1級というマニアックな資格を持つ管理人がまとめてみたいと思います! *赤字の部分は特にテストで聞かれやすい部分です。

第6代ローマ王「セルヴィウス・トゥリウス」の波乱万丈な生涯

王制ローマももう末期になってきた。 「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」というのは方丈記の有名な冒頭部分だけれども、これはどんな王朝にも言えることだと思う。 ローマはすでに牧歌的ともいえる状態を抜け、大国へと歩みを進めてい…