「俺の世界史ブログ」なのに未だに世界史に関する記事は0だが、ペルーの料理店と言うことで少し近づいたと思う!
初めて食べるペルー料理
齢既に30を超えているが、ペルー料理は初めて食べた。
ペルー料理そのものがうまいのかこの「ジャイタイナスカ」というお店がうまいのかは知らないが兎に角うまかった。
頼んだのは「ペルー料理コース」で、上の写真は「魚のピリ辛サラダ」の写真。
これはなんとも形容しがたい味だった。タバスコ系の辛さなのだがメニューの通りピリ辛で、今迄食べたどの料理にも似ていない感じ。おいしさは5段階評価で3ぐらいかなと言ったところ。
ペルー料理にはやたらとじゃがいもが出てくる。調べたらペルーはじゃがいもの原産地はアンデス山脈であるらしいのでペルーはジャガイモの原産地国なのかも知れない。
実はトマトなどのナス科の食べ物も南米が原産地国で大航海時代以降ヨーロッパ人の食生活は大きく変わった。「トマトソース」なんてイタリア料理には欠かせないソースだが、16世紀以降の食べ物なので、例えば古代ローマ時代の人は現代のイタリア料理みたいなのは食べたことがないはずだ。
上の写真は「じゃがいものクリームソースがけ」というそのままの料理名で、シンプルにうまい。このお店特有なのかやたらじゃがいもがうまい。多分普段スーパーで売っているじゃがいもとは別物なんだろうな。5段階評価で3.5ぐらいと言ったところだろうか。
こちらは牛ハツの串焼き。ハツとは心臓のこと。
これが意味不明なぐらいうまかった。黄色い多分マスタードソースにつけると肉の甘味と辛味がちょうどよくなってくる。
牛ハツの串焼きは代表的なペルー料理であるらしく「アンティクーチョ」という名前らしい。脂が少なく美容成分として名高いビタミンB1が豊富なんだとか。
5段階評価で4ぐらいかなというおいしさ。
で、次に出てきた「海老のスープ」なんだが、写真を撮り忘れた。
そしてこれがヤバイくらいにうまかった。中毒になるんじゃないかってぐらいうまかった。正式名称は「チューペデカマロネス」と言うらしいが、5段階評価で間違いなく5だった。スープを飲んでいる間食べるのに集中してしゃべるのを完全に忘れてしまったぐらい。
世の中にはまだまだ食べていないうまい料理があるのだなと。
スープに使われている食材が豊富なためか口に含む度に味が変わり、個人的には「ナナイロの味を持つスープ」と形容したいと思う。
写真が一部見切れてしまっているがラストの「ペルー風牛肉野菜炒めライス付き」の写真。牛肉とピーマンが使われているので中華料理のチンジャオロースが近い感じもするけれどもポテトが入っているのでやはり違う味と言ったところ。ピーマンも南米原産らしいのでこちらがオリジナルなんだろうな。
牛肉炒めもおいしかったんだけど、ライスがやたらとうまかった。いつも食べている日本のお米とは明らかに違う味で、よく見ると長細い。「ジャスミンライス」というらしいがこれも手が止まらなかった。この段階で既にお腹は限界だったが、食べるのをやめることができなかったほど。
味もボリュームもすべてにおいて満足度が高かった。
3000円のコースだったんだが、コスパ最強だと思う。2000円で飲み放題がつけられるらしい。
飲み物とお通しもやたらうまかった。多分ジャガイモを上げた奴だと思うけど、北京ダックについてくる揚げ物に味が似ていた。
写真はインカコーラというなぞの飲み物。普通のコカコーラやペプシコーラよりもうまい。
あと、ピスコというブドウを原料にしたペルーの地酒を使ったカクテルも楽しめるお店でもある。
ペルー料理を食べたことのある人もない人も一度は行ってみた方が良いと思う。
ジャイタイナスカの詳細と総合的な評価
ジャイタイナスカはペルー料理とタイ料理の専門店である。
ペルーとタイは何の関係があるんだ?とも思うが、たぶん先述したお米はタイ米だと思うので、うまくミックスしているんじゃないかと思う。
俺が行ったのは六本木店だったがどうやら新宿御苑前にもあるようだ。
六本木店は乃木坂駅より徒歩2分、六本木駅より徒歩8分ぐらいのところにあり良アクセスである。
食べログの評価は3.5ぐらいとかなり高めだけど、個人的にはもう少し高くても良いかもと思う。
外部リンク:ジャイタイナスカ乃木坂店
ペルーの超簡単な歴史
このブログは世界史ブログなので超簡単にペルーの歴史をまとめたいと思う。
ペルーには紀元前1000年頃にはチャビン文化と言われる文明が栄えていた。卑弥呼様が紀元後3世紀の人であることを考えるとずいぶん昔から文明が栄えていたのだなということがわかると思う。
ペルーには古代よりいくつかの文明が栄えていたようで、有名なナスカの地上絵なんかは紀元後1世紀から7世紀までの間に描かれたものらしい。
幾つかの王国が興隆しては滅んでを繰り返したのちに生まれたのが有名な「インカ帝国」で、これは16世紀にスペインによって滅ぼされている。
スペインの侵略によって滅びたイメージが強いけれども、実際には天然痘や内紛に人口が減った面が大きいらしい。日本が植民地にならなかったのはやはり戊辰戦争などが早く終わったからという面は大きそうだなと思う。
16世紀から19世紀前半まではスペインによる植民地支配が続いたが、ボリビアの地名の由来にもなっている英雄シモン=ボリバルの力を借りて1824年には独立、その後は長い間軍人が支配する国となる。
その後は共和政になったり軍部が実権を握ったり政体はイマイチ安定していない。1980年頃になると毛沢東派の共産党ゲリラなどが活発になりペルー内戦が始まってしまう。
90年代には日系のフジモリ大統領が就任して親日国となるが、この期間にペルーの日本大使館占拠事件が起きてしまったのはなんとかんく覚えている人も多いと思う。
南米はやっぱり危険だな…
都内のペルー料理店で評価が高い店一覧
ペルー料理がうますぎたので他にも評判のよさそうなお店をピックアップしておいた。
行ったらまた記事を書くかも知れない。