東京は赤坂にある、世にも珍しいトーゴ料理の専門店「エコロロニョン」に行ってきた！
そもそもトーゴとはどんな国なのか？
トーゴの方には大変失礼なのだが、大概の人はトーゴがどこにあるのかご存知ないだろう。アジアの国なのか、それともカリブの島に浮かぶ国なのかさえも。
トーゴはアフリカの西海岸、ギニア湾沿岸に位置する国で、1960年、通称アフリカの年に独立して今は共和国となっている。
独立前は近隣のベナンやコートジボワール同様フランスの植民地だった。
北部はサバナ気候で雨が少なく乾燥しているのに対し、南は高温多湿な熱帯性気候になっている。人口は600万人、面積は57000平方キロメートル弱ほど。都道府県で言うと、北海道が83000平方キロメートル、岩手で15000ぐらいなので、東北地方を足したぐらいの広さと言ったとこだろうか。人口は千葉県が630万人ぐらいなので近い。
知られざる事実だが、日本はトーゴから綿花や魚介類を輸入しているらしい。偉そうに言っているが実は今知った。
エコロロニョン概要
エコロロニョンは千代田線の赤坂駅から徒歩4分ぐらいの所にある。
かなり良い立地だ。
住所：東京都港区赤坂2-17-72 イーデンビル2F
店があるのは2階だけれども、一階にデカデカと看板が立っているのでわかりやすい。
看板にも映っているお兄さんが多分シェフで、どうやらトーゴ出身、フランスで修行をし、日本でお店を出しているようだ。
予約の電話をした時にも多分対応しくれたような気がするんだけど、日本語は結構うまかった。多分フランス語とかトーゴ語もできるだろうから何か国語も使える思うとすごいな。自分が仮にフランスに行ってもあんなに流ちょうに喋れる気はしない。
トーゴ人の気質なのか、やたら友好的でフランクで明るかった。
営業時間はこんな感じ。
[月～金]
11:00～15:00
18:00～23:00
[土・祝]
11:30～17:00
18:00～23:00
日曜日は休み。
エコロロニョン行ってきた
この店は良かったよ。
まずBGMが良かった。トーゴ人とみられるご婦人方がひたすらリズムに乗って歌って踊っている映像が店の中にあるテレビに映し出されている。トーゴ人は陽気なんだな。店のシェフももう1人もなんだか楽しそうだ。
正直何を頼めばいいのかわからないのでとりあえずコースを頼むことにした。
コースは3種類あって、2500円、3000円、3800の3種類。
今回は3000円のコースを頼むことにした。
赤坂でコース料理が3000円というのはかなり格安だと思う。
それにしてもこの店は賑やかだ。
店内を見渡したところ日本人はおらず、外資系の同僚と見られる数人がやたら楽しそうに爆笑していた。多分この人たちエリートなんだろうな。全員男性で、白人も黒人も、よく見るとひとりだけ日本人もいた。全員やたら爆笑してる。
そういえば写真を撮り忘れていたけれど、昔「ココが変だよ日本人」に出てたゾマホンのサインがあった。
なんで俺はそんな重要なものを写真に撮り忘れたんだろうなぁ…
これは「串焼きトーゴスパイスとサラダ」らしい。
これがうまいんだよ。食べたこともないようなスパイスが鶏肉と合っていて、サラダにもしっかり味がついている。
正直どんなエキセントリックな料理が来るんだろうと思っていたんだけど、いい意味で期待を裏切られた。
これはメインディッシュ。
パンと・・・一体これは何だったんだろうな？
多分煮込み料理で、フランス料理のブイヤベースに近い料理だと思う。
野菜に鶏肉、魚介などが入っていて、食べるたびに味が変わる不思議な料理だった。
アクセントとして辛味を付け足すとまた大きく味が違って、全然飽きずに食べられる。
量が少なく見えるかも知れないが、このパンの中身がかなり詰まっていて、お腹が結構一杯になる。足りなかったら何か付け足そうかと思っていたんだけど、これで十分だった。
2品だけだったんだけど、量も味も満足だった。
このお店は良いお店だったよ。
雰囲気は終始明るかったしな。
何か嫌なことや疲れた時にはこのお店に行くと良い。なんか割となんとかなりそうな気分にさせられるからさ。
