ナタリー・ポートマンが美しかった。とにかく美しかった。
本当に美しい女性は年を経るごとに益々美しくなっていくんだな。
やはりナタリー・ポートマンザベストだな。
それはさておき、アヴェンジャーズを見てからマーベルヒーローズの映画にはまってしまった。
アメコミは読んだことがないけれど、マーベルVSシリーズのゲームが好きで、中学校の頃とかゲームセンターでよくやってた。あとは高校の授業さぼってやってたこともある。
でもその頃「ソー」は出てこないから、一体何者なんだろうと思ったらソーって北欧神話の雷神トールのことだったのね。ということをアヴェンジャーズでしってマイティ・ソーを観たくなったのだ。
英語では、木曜日だけやたらおぼえにくいが、語源は実はトールことソーにあって、「Thor」の日だから「Thursday」となる。
英語の面白いところは、月の名前は古代ローマのラテン語に由来があるのに、曜日の名前の由来は北欧神話が多いというところだ。
木曜日がソーの日になった由来には諸説あるけれど、木星を表すジュピターは元々ギリシャ神話のゼウス、ローマ神話のユピテルを表す言葉で、ゼウスは雷神なので雷神を表すソーの名前にいつのまにか入れ替わったという説がある。
これはどうやら英語の曜日の名前はゲルマン語の影響を受けているようで、ドイツ語で木曜日は「Donnerstag」となっていて、やはりソーが由来らしい。
ドイツ語で雷神はDonnerで、ゼウス=ユピテル=ソーという認識らしい。
ソーのキャラクターは武侠小説の主人公のようだ
おれはソーのキャラクターがかなり気に入った。
中国において、三国志で一番人気があるのが張飛で、水滸伝で一番人気があるのが鉄牛であるとのことだが、どちらも暴れ者だが情に厚く頭はあんまりよくない猪突猛進型の人間だが目上の者の言うことはよく聞くタイプで、ソーもそれに似ている感じがある。
中国で公開されたらものすごく人気が出るだろうな。
演じた俳優クリス・ヘムズワースは身体がでかいしマッチョだし。
まぁ、もちろん俺もそういうキャラクターが大好きなので、ソーのこともかなり好きになった。
ただ、映画の演出上の話なんだけど、ソーがハンマーを手にする演出はもう少し凝っていても良かったんじゃないかと思う。この映画の見せ場な訳だし。
話がまた変わるんだけど、ファイアーエムブレム聖戦の系譜というゲームにはトールハンマーという雷属性最強の神器が出てきて、小学生だった俺は最初にそれでトールという雷神の存在を知った。
ギリシャ神話に目覚めた時の方が早いので、実は未だに北欧神話にはそれほど詳しくない。ギリシャ神話のコンテンツも充実させたいけど、北欧神話についても書きたい。
書きたいネタが多すぎて困っているぜ。
ってまた話がそれたけど、トールはやっぱりハンマーなんだな。
ミニョルという名前らしいが。ペルソナとかにも良く出てくるし。
ちなみに北欧神話の中ではトールが最強と言われていて、どうやらオーディンよりも強いらしい。
これはローマ文化とゲルマン文化の融合過程で、雷神ユピテルと同一視されたからだろうな。
とはいえトールはオーディンの息子で、北欧神話の主神はあくまでオーディン。
ギリシャ神話よりも北欧神話の方が成立はだいぶ後出し、民族的な優位性を保つためにもそれは必要なことだったのかも知れない。
神話というのはその民族の成立過程をよく表していて、ユダヤ教やキリスト教の聖典であるバイブルに、ギルガメシュ叙事詩に出てきた箱舟や洪水が出てきたり、アスモデウスなど元々神だった存在がキリスト教の悪魔になったり邪神になったり、ローマみたいに他の民族の神を自らの神に取り込んだり興味深い。
地上は神々の争いの代理戦争とも言え、その時代において強い民族の神がその時代に支配的となる。
現在はもちろんキリスト教とユダヤ教とイスラム教が強いので最強の神様はYHVHになる。
っと、今回は映画の感想をほとんどなにも語っていない気がする。
映画は面白かった。そしてナタリーが美しかった。そしてロキはやっぱりこんな感じでロキだよなと思った。
ロキは北欧神話におけるトリックスターで、トリックスターの原点で、悪さばかりするのになぜか憎み切れないんだよな。
ロキは北欧神話では巨人族の出身で、ソーではなくオーディンの義兄弟となっている。ギリシャ神話にしても北欧神話にしても最初は巨人族と戦っているのは興味深い。巨人族が一体何のメタファーなのか?古くから自然のメタファーだと言われているがどうなんだろう?
ちなみにヘイムダルとロキは最終戦争であるラグナロクで相打ちになるらしい。今回ヘイムダルはやられっぱなしだったな。
諸々含め続編に期待!!